君の笑顔が見たい
「あ、お姉ちゃん。話ってなんだったの?」


教室に戻るとなぜか妹がいた。

あれ?先に行くっていってなかったっけ?

っていうか、もう友達ができたんだね。


「お姉ちゃん、友達ができたの」

「そっか~よかったね~」

妹が友達と呼ぶその人達はたしか……新保翔龍と瀬川唯人と鶴田花南、だっけ。

うん、これで安心だね。


「リア~そろそろ帰るよ~」


でも、あまり深く関わりすぎるのはよくないな。

翔龍と唯人はただならぬ雰囲気を感じるし。

こんな人達と深く関わってしまったら。


妹は。
また、壊れてしまう。
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