君の笑顔が見たい
車に着くと、すでにシュンがいた。

車に付いているナビを見て驚いた。

家も学園も県境にあるけれど、まさか県外だったとは。


しばらくぼーっとしているうちに、家に着いた。

「瞬輝君は今日泊まっていくのですか?」

「ああ、そうしようかな。悪いな、優莉愛」

「じゃあお姉ちゃんは客間に布団敷いてきてくれる?」

「分かった~」

妹がスムーズに役割を割り振っていく。

シュンとまともに話せもしなかったのに、今では一緒に暮らせるのか。


なつかしいな。
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