君の笑顔が見たい
「杏美~」
と私の名前を呼んで、手を差し出してくる。
何がしたいんだろう?
「自分はね~暗いところだと何も見えないんだよ~」
何でもないことかのように、あっさりと言った永塚さん。
「だから~どこに行くのか知らないけど~手を貸してくれない~?」
驚いた。
永塚さんにそんな事情があったなんて。
「いいよ。目悪いの?」
永塚さんに腕を貸して、歩きながら尋ねる。
「……ま~そんなもん~」
ゆるいな。
優莉愛さんとは、全然違う。
似ているとか、真反対とか、双子ってそういうものだと思っていたけど。
この2人はまるで…………。
side end
と私の名前を呼んで、手を差し出してくる。
何がしたいんだろう?
「自分はね~暗いところだと何も見えないんだよ~」
何でもないことかのように、あっさりと言った永塚さん。
「だから~どこに行くのか知らないけど~手を貸してくれない~?」
驚いた。
永塚さんにそんな事情があったなんて。
「いいよ。目悪いの?」
永塚さんに腕を貸して、歩きながら尋ねる。
「……ま~そんなもん~」
ゆるいな。
優莉愛さんとは、全然違う。
似ているとか、真反対とか、双子ってそういうものだと思っていたけど。
この2人はまるで…………。
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