私たちのstory
止めれてるわね



あとは脳ね



夏葵「吉田さん、今から質問することにきちんと答えてください。わかる範囲でいいですからね」



看護師2「先生、そこまでしなくても...それは後で脳外に任せれば...」



まぁ、そうなんだけど、、、



夏葵「ううん、今脳外ちょっと問題起きてるじゃない?任せるのは申し訳ないわ。それに救命だっていつ患者が来るかわからない状態、しかも私は今日含めてあと三日間仕事に行かないでしょ?ただでさえ人手不足なのにこれ以上人を減らすわけには行かないわ。」



そう言うと、看護師たちは納得せざるを得なくなり黙った



夏葵「では始めますね、まずなぜここにいるのかわかりますか?」



里菜「確か、どこかからか落ちたような...?」



記憶がハッキリしてない?



まぁ、目覚めた時はこういうのって多いんだけど、たった3日でこうなったってことは記憶喪失を疑った方が良さそうね



夏葵「...質問を変えますね


では、なぜ落ちたのか覚えていますか?」



里菜「...わからない」



やっぱり記憶喪失かな



でも、さっき私の名前を呼んでたから全てないってことはないと思うんだよね



夏葵「質問を変えますね


私の名前、それからそこの女の子の名前わかりますか?」



里菜「なにいってるの?あなたは西園寺夏葵、そっちは.........」



まさか、、、



夏葵「もう一度聞きます。そこの女の子の名前、わかりますか?」



たぶん、里菜はわかってない



里菜「......いや、わからない」



ほらね



愛美莉「どういうこと!?なんで夏葵はわかってて私は分からないの!?」



うるさいわね、って言うか誰よ同席させたの



夏葵「病状については後で吉田さんの御両親にお話するのでまた許可をとって聞いてください

今は吉田さんの診察中です


廣田、外にお連れして」



看護師1「分かりました、こちらへどうぞ」



促されるとしぶしぶと言った感じで出ていった
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