私たちのstory
屋上のドアを開けるとゆっくり振り返るなつの姿が...



なつは私を見るなり驚いたのか目を見開いた





夏葵「...未夢、どうして」




どうしてここに来たの?



なつが今思っていること



当たってる気がする




未夢「ごめんなさい!


無神経な事言って、根拠の無い言葉で余計不安にさせちゃってごめんなさい!」



なつはまさか謝られると思っていなかったようで驚いていた




夏葵「...............なんで未夢が謝るの?」



長い沈黙のあとで漸く聞こえてきたなつの問いかけ




なんでって言われても




私が悪いことしたから以外に理由があるの?




夏葵「未夢は悪くないんだよ


ただね、私が自我を保てなかった


ただそれだけ


だから謝るのは私の方


ごめんなさい」



違うよ、なつが悪いわけじゃないよ



夏葵「あのね未夢

勝手でごめんなさい


今までお世話になりました


今日で未夢の部屋から出ていくね」



え?


なんで、どうして......?



それってやっぱり
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