私たちのstory
チュン、チュン



んぅぅん...朝か




はぁ、今日もだめ、か




早く起きてくれないかな...




ってか今何時?



え、え、、、えぇっ!



8時?完璧寝坊じゃん!




夏葵「遅れました、すみません」



俊輔「問題ない、昨日大掛かりな手術を執刀してたし、前川もまだ起きていない


幸い朝は患者が少ないから困ったこともないしな」




そうは言っても...




もう、なにやってんのやら



15時間くらいの手術で、疲れた?




今までならそんなことありえないのに...




予想以上に龍希くんのいない8ヶ月は辛いってことなのかも





でも、だからって仕事に持ち込むなんて...




まぁ、今更だし、仕事始めよ




夏葵「緒方さーん、大丈夫ですか?」




緒方さんはこの前骨盤骨折で入院された方




有名なパティシエだそう




緒方「おぉ、先生、おはようございます


もう痛みも少なくなりましたし大丈夫ですよ」



痛みがなくなった、か



ならそろそろ




夏葵「わかりました、では本日の検査で異常がなければICUを出て、一般病室に移りましょう」



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