私たちのstory
未夢「ええ、それで今から警察病院に引き渡すようにってあなたのお爺様から連絡が来たわ」



そう...



新田さん、いや朝霧さんがねぇ?



夏葵「わかったわ、お爺様に伝えてもらえる?

私情を挟まないようにお願いします、と」



?「心配ないぞ

私情を挟んだりはせん。じゃがな、もう無理じゃ

お前さんの黒蝶を守れっていう約束は守れん」



何故かいまだにいたひろきくん達は私がそんなお願いしていたとは知らず驚いていた



夏葵「それは困ります」



お爺様「そなた、自分がどんな目に遭ったのかわかっているのか?!なぜまだそやつらをかばう!?そやつらの所為で!」



別に気にしてないもの



夏葵「別に庇ってなどいません

ただ、私は龍希くんがいた黒蝶を、お母様やお父様龍希くんのお義母様やお義父様が精一杯守ってきた黒蝶を私も守りたいだけなのです

それにあの事件に関しては親告罪

私は告訴するつもりはありませんから罪には問えませんよ」
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