私たちのstory
桃華「ん」


すぐに橘先生自らが診察を始めた



その時




ピピピピピピピピピピピピピピピピピピ



龍希くんのサチュレーションが93まで下がった


なんでこんな急に...!



夏葵「挿管する。宮田、喉頭鏡」



愛美「はい」



さすが桃華の次に敏腕だわ



龍希くんの体型なら



夏葵「7.5チューブ」



よし、これで大丈夫なはず



愛美「サチュレーション98まで上がりました」



ほらね笑



私は起きてすぐで申し訳ないけど聞くことにした



夏葵「桃華、教えてくれない?なんでもいい、ものの見え方、聞こえ方、臭いなんでもいいから教えて


お願いします」



私は頭を下げた



桃華「先生、頭をあげてください


確か、最初に目の前が見えずらくなってって、周りの音がどんどん聞こえなくなってって、それですごい刺激臭がして...」


刺激臭?


まさか...シアン化塩素?



私は橘先生を見た



橘先生は私の考えがわかったように頷いた



夏葵「亜硝酸アミル、亜硝酸ナトリウムを1A、25%のチオ硫酸ナトリウム50㎖」


看護師はすぐに用意して持ってきてくれため



私たちはそれを3人に注射で入れた




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