私たちのstory
夏葵「こんな昼間にしかも回診前のこの時間に話していたなら聞かれても文句は言えないんじゃなくて?


つまりね、新田さんは勘違いしてたのよ、そうよね?」




実乃梨はなぜわかったの?と夏葵に聞いた



夏葵「今の話聞いてたらなんとなくねぇ


新田さんはなんらかの理由で犯人を私だと思い込んだ


そしてそれをみんなに口走ってしまった


まぁ、それは本当にわざとじゃなかったんでしょうね


で、どんどん黒蝶の中で私が悪者になっていくうちにとうとう私がやってないことを突き止めたんでしょ



でもその頃にはもうどうしようもなく話が大きくなりすぎていた



だから言い出せなかった



多方そんなとこかしら?」



実乃梨はため息をついた




そして話始めた




実乃梨「ええ、そうよ



あの日、私が犯された日にあなたの声が聞こえたの


“えぇ、計画は順調よ


後は新田さんをやれば終わり”ってね



だからあなたが黒幕なんかじゃないかって思っちゃって



黒蝶のみんなに犯されたことがバレてパニックになってたら気がついたら話してしまってて...」



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