私たちのstory
夏葵「えぇ、だから私は絶対に聞かれないように、聞かれても分からないように紛らわしい言葉を使っていたの


でも、まさかそのせいであなたに誤解させてしまうなんて思わなかった



本当にごめんなさい」



夏葵はそう言って頭を下げたあとそのままどこかへ行ってしまった




実乃梨「要するに私は勘違いで大騒ぎしてあの人に無実の罪を着せてしまったの


黒蝶のルール通り裏切り者だから私は出ていくわ



みんなにも迷惑かけてしまって本当にごめんなさい」




それは実乃梨が出ていかなきゃならないものなのか?




結局思い込みだったわけだし




大輝「いや、出ていかなくていい」




大輝に賛成だ




実乃梨「え、なんで?」



浩志「だってお前、結局被害者だろ



勘違いであいつを陥れてしまった訳だが、それだって元は襲われなかったらそんなことにもならなかったはずだ


だから、別にお前が悪いわけじゃねぇんじゃね?」




理人「そーそー、襲われてる状況でそんな話聞いたらそりゃ勘違いもするよねー


仕方ないんじゃない?



今度倉庫に戻った時にみんなに謝って許してもらおうよ!





大輝「そういうことだ、だからお前が抜けることは許さない、いいな?」



実乃梨は嬉しさのあまり泣いてしまった




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