私たちのstory
そうね、彼を失ったらきっと私は生きる希望すらなくしてしまう





大袈裟かもしれないけどそれくらい彼はなくてはならない存在で必要な人だもの




だけど...





夏葵「だけどね、それは仕方の無いことなんだよ


私が彼を裏切ってしまったから彼を蔑ろにしてしまったから、だから私が幸せになれないなんて当たり前なの



極当然の報いなの」




未夢「なんでよ!なつはそれでいいの!?満足なの!?
そんなのあんまりじゃない...なつは被害者なのに...」




被害者、ね



それはどうなんだろ




夏葵「違うよ、私にも落ち度があったの


つけられてるって分かって私はそっちに気を取られすぎて大通りを外れて人気のない所に行ってしまった



相手の策とも思わずにね



私が冷静になれていれば、大通りから外れなければきっとあの事件に会うことは無かったはずなの」
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