私たちのstory
未夢「それは違うわ!


どんな理由があろうと襲った犯人が悪いに決まってるわ!!



あなたに落ち度なんてあるはずない!


それに誰だってつけられているって分かったら冷静になんて考えられないわ



だから、あなたが苦しむことなんて、あなたが不幸になることなんてないじゃない」





ありがとう




未夢がそう言ってくれるのは素直に嬉しい



でもね、私は被害者だからキズものになってしまったのは私のせいじゃない



なんて都合のいい言い訳なのよ




どんだけ自分が悪くないことだとしても失ってしまうものはある




それを泣いて縋って許しを乞うつもりは無い



夏葵「ありがとう、心配してくれてありがとう



だけどね、やっぱりあなたの願いは聞き入れられないわ



本当にごめんなさい」
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