私たちのstory

知ってたんだ




まぁ、旦那がでかい病院の医院長ならそれくらいの情報は入ってくるか




夏葵「いえいえ、そんなことはありませんよ


では前川さんの病気が判明し次第またご連絡致します」



浩志母「はい、ではよろしくお願い致します


浩志、ちゃんと先生方の言うことを聞くのよ」



浩志「わーってるよ


何歳だと思ってんだよ」






浩志くんのお母さんはでは、失礼致しますと言って出ていかれた




はぁ




夏葵「緊張した」



浩志「全然そんなん感じなかったぜ？」



緊張ぐらいするわよ、なんたって



夏葵「あの、聖修大学病院の医院長夫人なのよ？


もう、手汗がやばい」



聖修大学病院とは日本でもかなり有名な病院



ここの方が聖修大学病院より遥かに有名ではあるが、あの医院長はなんにせよたった一代で日本に名を轟かせる程までに有名にした人だ



緊張しても仕方が無いと思う