私たちのstory
実乃梨母「厚生労働省の指定難病に入っている病気が幾つかあるんですね」



本当にこの母親は冷静ね



まぁ、その方がありがたいけど



夏葵「...お詳しいんですね


それから、今疑われている病気としましては39度を越える発熱、悪寒、吐き気より

脳に病変があると考えております


そのため熱が下がり次第造影CTを用いて検査しようと考えております



それから、先程当病院で精神科で入院していた患者によって殺傷事件が起こりました


そこで新田さんが斬られました。幸い軽傷でしたが何故か血が止まらず検査した結果新田さんはフォンビルブランドという血がかたまりにくい先天性遺伝の病気でしたので今日起こしいただいているご家族の皆さんにもフォンビルブランドかどうかの検査をお勧め致します」



実乃梨母「詳しいのは私も医者だからですよ


そうですか...わかりました。くれぐれも娘をよろしくお願い致します



フォンビルですか...わかりました。この後にでも検査を受けさせてもらいます」




なるほどね、通りで詳しいわけだ




廣田「失礼します、先生、たった今落ち着いたのでこれから造影CTを行います」




夏葵「わかったわ、すぐに行くわ」



実乃梨母「あの、私も行ってもよろしいですか?」



まぁ、医師なら邪魔はしないだろうし...




夏葵「構いませんよ。それから、検査ですが、当病院の血液内科に行っていただくと受けられますので...」



廣田「先生!?」



夏葵「一般人ならダメだけど新田さんのお母様はお医者様らしいから構わないわ


早く行きましょう」
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