私たちのstory
犠牲になんてなってない


寧ろ私が望んでやってる事だもの



夏葵「お義母様達が私がそばにいるのが迷惑と仰るのならやめます。でも、犠牲になんてなってません

それに、学校はもともとテスト以外では行っていないことも多々あったので大丈夫です。


迷惑ならやめますけど、迷惑でないのなら付き添わせてもらえませんか?」



お願いしますと私はお二人に向かって頭を下げた



しばらく2人は考え込んでいた



聖華「...迷惑なんてとんでもないのよ。ただねあなたにはあなたの人生があるの。ねぇ、夏葵さん。高校生っていうのは1度きりよ?今行かなくて将来後悔してももう遅いの。それでもそばにいたいと仰るの?」



たしかに、高校生は1度きりだ


2度目はない


でもそれは龍希くんもそうだ


龍希くんは今生死の狭間をさ迷っている状態だもの


夏葵「はい、そうしたいと思っています。私は、龍希くんのそばにいられなくて後悔することはあっても高校に行かなかったことで後悔することはありません。

今そばにいない方が将来後悔すると思うんです。


だからお願いします!」
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