私たちのstory
夏葵「はい!


この方ですか?」



救急隊員「はい、意識がなく、脈も落ちてきています。左大腿部に外傷があります」



この救急隊員、なかなかにやるわね



多分高卒でしょうけど慌てずに判断出来てる



夏葵「わかりました。ん〜、えっと、じゃあ今からオペするので、機会出し、お願い出来ますか?」


救急隊員「え、俺ですか!?」



うん、あなたしかいないんだもの



夏葵「ええ、ほら早く始めますよ

あなたしかいないんですから、頑張ってくださいね」



隣でえぇ、とか言ってるけど知らない



夏葵「始めますよ


これより、左大腿部損傷に対する大腿骨頸部骨折骨接合術を行います


よろしくお願いします」



救急隊員「よ、よろしくおねがいします」


そんな固くならなくても...



夏葵「メス」


救急隊員「えっと、えーっと」


はぁ、



夏葵「1番左端」


救急隊員「あっ、これですね、どうぞ」
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