アーモンド~キミとの物語~


「私はほとんどバイトしてわ。千咲ちゃんは?」

「私もほとんどバイトですね。夏休み最終日はお姉ちゃんと出かけてましたよ」

「咲良さんとお出かけいいなぁ」

「じゃあ今度お姉ちゃん混ぜて女子会しよ!」

「やったぁ」

女子会という言葉に嬉しくなる
苦笑いしながらその傍らで男子は男子で出掛けるか、なんて会話を秋斗と創汰はする

「それはそうと、夏休み終わればすぐ文化祭だぜ?」

「あ、そういえば…」

南高校では9月下旬頃に文化祭がある

だから一週間後には準備期間にはいる
準備期間は約二週間

それまでに文化祭でやる演し物などの話し合いなどがホームルームである

「去年はオレとうさが実行委員になってたな」

「実行委員は二度とごめんだけどな」

「あはは…」

昨年は秋斗と創汰は実行委員会になっていた
千咲と愛未はクラスで喫茶をして、ほのかは文化祭に来る人たちにパンフレットを配る係りをしていた

特に文化祭にテーマがあるわけじゃないが生徒も文化祭に来るお客さんにもケガ無く楽しんでもらえるようにしたいのが先生たちの願いだ

もちろん各部活ごとにステージに上がりなにかをするところもある

「今年はなにがいいかなー。被り無しってのが難しいのよね」

「そうですよねぇ…」

ほのかの言葉に愛未がうなずく

< 129 / 271 >

この作品をシェア

pagetop