アーモンド~キミとの物語~
episode.16
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文化祭当日まであと三日
準備も着々と進み各クラスの出し物も最終チェックをして当日を待つのみとなった
秋斗たちのクラスはすでに準備が終わり当日を待つだけになった
千咲たちのクラスは内装や机の配置やなどのチェックとあとは大掛かりになった看板の色付けと設置のみになった
「ちぃ、ここってこの色?」
「うん、この色はこれとこれ合わせればちょうど良い色にあるよ」
「ありがと」
秋斗を避けてた話もとりあえず解決して楓からの嫌がらせは落ち着いたものの近づくなと言われているためみんなも配慮してくれた
楓に合わないようになるべく創汰と愛未と行動するようになった
その日の午後、千咲は職員室に用事があり教室へ戻る途中声をかけられる
「萩原さん」
「あ…」
振り向くと楓がいた
少し警戒をする
「ちょっと来てくれる?」
「あ、はい…」
楓について行き誰もいない裏庭にいく
その姿を創汰はたまたま目にした
(あれは…ちぃと、真嶋先輩?)
創汰は嫌な予感をして愛未と秋斗とほのかにすぐ連絡をした
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裏庭に着くとクルッと楓が振り向く
「あの、真嶋先輩…?」
「あなたいったいどうゆうつもり?」
「……えっ」
ギロっと楓が睨む
楓は千咲と秋斗が一緒にいるとこを見てしまっていた
あれほど警告したのに、とつぶやく