アーモンド~キミとの物語~
「ほのか先輩!?」
「あら…あなたは…」
学校ではすれ違ったり行事でたまに一緒になることはあるが学年が違うため見かけることはあっても話したことが無い
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「……っていう感じ」
「なるほどね…」
バイトであった出来事を話すと納得したようにうなずく愛未
千咲も最初驚きと緊張でなかなか話せずにいたが案外ほのかはすごく話しやすくて仕事もテキパキ出来る
バイト歴は千咲が長いものの、ほのかは覚えが早く仕事をこなしていた
「あ、いた…」
そんな会話をしているのを知らず呑気に二人の元へやってきたのは創汰だ
ちょっと用があると言って先に二人が屋上に来ていた
「創汰、用事終わったの?」
「ん、まあ…」
珍しく歯切れが悪く返事をする
「……宇佐美くんもしかしてまた告白された?」
「……えっ!?」
「………っ」
図星を付かれたのか黙り「べつに」とプイッとそっぽを向く
こう見えて創汰もかなり女子生徒に人気がある
月一回は告白されるが毎回断っているらしい
なんで断っているか千咲には分からないが愛未はなんとなく分かっていたが口に出して言うことはなかった