アーモンド~キミとの物語~
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翌日
文化祭二日目
昨日よりも来客数が増える
日曜日ともあり今日は幸い他校との文化祭の被りがなく昨日よりも来る人数が多い
そして今日は創汰の妹の乙葉、ほのかの弟の遥斗も来る
南中学の二人
乙葉は一年生で遥斗は二年生
「さて、今日はどこ回る?」
「その前に乙葉迎えに行かないと…」
「あ、そいや遥斗もそろそろ来ると思うんだよね」
二人はケータイで時間を確認する
愛未、秋斗、千咲も時間を確認していると創汰の着信音が鳴る
「創汰、ケータイ鳴ってるよ」
「あ、乙葉だ」
電話に出ると学校の門付近にいるけど広すぎて迷ったとのことだ
遥斗も同じ理由でほのかに電話してきた
顔合わせしていないためお互い初対面になる
とりあえず迎えに行くと伝えて電話を切る
「二人ともなんて?」
「門付近にいるからそこで待ってるってさ」
「ハルも乙葉ちゃんもお互い顔知らないんだっけ?同じ学校のはずだろ?」
秋斗の質問に創汰が答える
「乙葉は一年生なんスよ。学年違えば遠目から見ても直接会うことあまり無いと思うんスよね」
「あー、なるほどね」
「それは言えてるな」
創汰の言葉に納得する
校門近くまで行くと「お兄ちゃーん!」と呼ぶ声が聞こえてくる
声のする方に目を向けると手を振る乙葉の姿があった
その隣には遥斗も居て軽く手を上げている