アーモンド~キミとの物語~
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そんなこんなで昼休みが終わっていき三人は教室へ戻っていく
5限6限と過ぎていきあっという間に放課後になる
ワラワラと帰る生徒や部活へ行く生徒がちらほらと教室から居なくなる
「ちぃ、今日バイトは?」
「今日はないよ。でもちょっと図書室寄りたいから創汰先に帰ってもいいよ?」
「そうか?」
「愛未とちょっと約束もあるし一緒に帰るから大丈夫」
「ん、じゃあ明日な」
「うん!」
昔からちょっと心配性な創汰
愛未が一緒と聞いて安心して教室を出ていく
その様子を見たあと「よし」と図書室へと向かう
愛未は日直があるため職員室に行っている
日直の仕事終わるまでは千咲は時間があるため図書室へ向かう
(もう…心配しすぎなんだよ創汰は。もう少し信用してくれても)
はぁ、と小さなため息をしながら図書室にはいる
割と広い空間をずらりとたくさん並ぶ本
参考書や小説、漫画など様々な本の種類がありそれぞれがブース事に分けて置いてある
本を探す人や読む人、勉強をする人がいる
多少の話し声は響かないくらい広々としている
「うーん…愛未が日直終わるまでなに読もうかな?」