アーモンド~キミとの物語~

二人は公園をあとにすると駅近くにあるオシャレなパンケーキ屋に着く
黄色とピンクの壁色に黄緑寄りの屋根

なんとも可愛らしいお店だ

千咲はお店の外見を見ると「可愛いお店」と呟く
その呟きが聞こえたほのかは「でしょ♡」と自慢げにする

「駅の近くにこんなお店あったんですね」

「雑誌に載ってて来てみたいなって思ってたの。愛未ちゃんも誘ったんだけど用事あるって言われちゃって」

「そうなんですね…」

「さ、とりあえず入ろっか」

お店に入ると外の寒さとは違い暖かい
内装も可愛らしくNOAHとはまた違った感じだ

そしてパンケーキのいい匂いが漂う

「いい匂い…」

「雑誌にも載ってて美味しそうだなぁって思ってさ」

店員さんに案内されて一角にあるテーブルにつく
メニュー表を開けば美味しそうなパンケーキやパフェやケーキセットが書かれていた

二人はどれにしようか迷っている

「どれにしようかな」

「どれも美味しそうだよね」

「はい…」

じーっとメニュー表を見ても悩むだけなため店員さんにオススメを聞いてそれを頼む

その間に話をすることにした

「ねぇ、千咲ちゃん」

「はい?」

「私にも敬語外して欲しいんだけどいいかな?」

「……へ?」

「だーって秋斗にばかりタメ語なんだもん」



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