アーモンド~キミとの物語~
「咲良ってば千咲ちゃんに届けてもらって!忘れるなってあれほど言ったのに」
封筒を届けさせてダメでしょ!とプンスカと怒る
千咲がいる手前ほんとに怒るわけではないが「すいません」と申し訳なさそうに謝る
雨音は咲良の4つ上の27歳
その若さで編集長でありリリアルの店長
「まあ、いいわ。その書類がなきゃ仕事にならないものね」
「次からは気を付けますね。あ、届けたお礼に昼食食べに行こっか?」
「いいの?でもお仕事の邪魔じゃ…」
「あら、そんなことないわよ。むしろみんな喜ぶわ。千咲ちゃんがアイデア出してくれたものは大好評だし参考になるって言ってたし」
雨音に褒められると「ありがとうございます」と照れながらお礼をいう
するとリリアルで働くスタッフの一人が雨音を呼ぶと「あとでね」と言ってその場を後にする
咲良は「ほんと忙しい人だな」と呟く
「さて、私はこれからこの企画のことでモデルさんと打ち合わせあるけど千咲はどうする?」
「うーん…リリアルには何度か来てるけどあまり仕事の邪魔したら悪いし…」
かといってお店の方に顔を出すわけにはいかないし、と言うと咲良が少しだけ手伝って欲しいとお願いする
「やっぱり読者側の意見も欲しいかは少しだけ手伝ってくれる?」