アーモンド~キミとの物語~



そしてそれから年が明けてあっという間にお正月も終わりあと二週間あまりで冬休みが開けようとしていた

NOAHのバイトも再開した
妊婦である華は産休となり玲央や琢磨を中心に接客や厨房が忙しく回っていた

そんなバイト終わりのある日創汰と愛未が裏口で待っていた

「……なにしてんの二人とも」

いきなりの二人にびっくりする
こんな寒いなか何してるんだよと思わずツッコミたくなったがとりあえず抑える

「なにって…ね?」

「最近付き合い悪いからわざわざ待ってたんだよ」

「あ、ごめん…」

千咲はふと思い出した
最近秋斗のことばかり考えてまったく二人と連絡取ってなかったことを

冬休みに入ってから二人と遊ぶことが無くお正月は軽く挨拶程度のやり取りのみになってしまっていた

そして連絡くれなかった千咲に二人はバイト先まで行き待ち構えていた

「ま、とりあえずメシ食いに行こうぜ。咲良姉がたまには外でのんびりしてこいってさ」

「遅くならない程度で良いからゆっくりしてこいって言われちゃったのよね」

「ふふっ、じゃあ行こっか」

てっきり連絡寄越さないから嫌味言いに来たのかと思ったがただの気晴らしに付き合えって言われて一安心した

千咲は二人と共にご飯を食べに行く

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