アーモンド~キミとの物語~

パフェが来るとパクッと一口食べる
するとあまりの美味しさに目をキラキラさせ二人

「んー!美味しい!」

「うん!いちごの甘酸っぱさと甘いクリームにちょっとビターなチョコが最高!」

「うんうん!」

二人が頼んだのはいちごチョコパフェ
器の底にはコーンフレーク

あとは生クリームがたっぷり乗ってていちごが落ちるくらいにチョコソースがかかっている
女性に一番人気のパフェらしい

愛未はパフェをつつきながら千咲をチラッと見る

(……なんか嬉しそうな顔しちゃって)

そう思った
中学からの付き合いのためなんとなく分かる
千咲自身はあまり自覚はないが周りの人曰く、顔に出やすいタイプらしい

そんな千咲に愛未は問いかけてみた

「千咲」

「ん?」

なに?という風に首を傾げる

「なんかいい事でもあった?」

「え?」

「なんかちょっと嬉しそうな顔してるからなんかいい事でもあったのかなって」

「……」

なんか悟られたのかな?なんて思っているが愛未にウソも誤魔化しも効かない
むしろ親友に隠し事をしたところでどうせいろいろ聞かれるだろう

千咲はいずれなんかは聞かれるなら話してしまおうと決意した

「……あの、ね。この間久しぶりに秋斗先輩に会ったの」

< 219 / 271 >

この作品をシェア

pagetop