アーモンド~キミとの物語~
「分かりました」と一つ返事を返すとすかざす秋斗に連絡をいれる
創汰や愛未とは一緒に学校を出たため千咲と一緒にいる可能性は低いと考えた
連絡を取れるのはあと秋斗しか居ないのだ
「……早く出て秋斗」
コールが5回ほど鳴るとブツっといき「もしもし?」と秋斗の声がする
「やっと出た!あんた、千咲ちゃん見なかった?」
『千咲ちゃん?見てないけど…。今日お前と同じシフトだからてっきりそっち行ったんじゃないのか?』
「それが来てなくて…。連絡も取れなくてさ。あんたまだ学校なら千咲ちゃん見つけてくれない?」
『わかった。なんかあったらメッセいれるからお前はバイトに戻れ』
そう行ってブツっと強引に電話を切る
ケータイをマナーモードに切り替えてロッカーにしまう
ほのかは秋斗からの連絡を信じて玲央に先程のことを伝えたあとにホールへ出る
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ほのかから連絡をもらった秋斗は校内を探すことにした
先生の目に付かないところで電話をするが通じない
「千咲ちゃんどこにいるんだ?」
宛もなく探すよりまず下駄箱へ向かった
もしかしたら帰ってる可能性があるからだ
玄関へ行き、千咲の下駄箱を確認すると内履きが入っていた
「まだ学校にいるってことか…」