アーモンド~キミとの物語~
バタバタと準備をしていると約束の時間になっていた
急いで公園に行くと愛未と乙葉とほのかが一緒にいた
声を掛けるとみんなが気付く
「あ!ちぃちゃーん!」
「乙葉ちゃん、こんにちは!ほのか先輩も一緒なんだね」
「えぇ。さっき愛未ちゃんから連絡あって女子みんなでチョコ作らないかって来たの」
「そうなんだ。愛未、二人も来るなら連絡してよ!」
「ごめんごめん!でもみんなで作ったほうが楽しいかなって」
申し訳なさそに謝る愛未
でも正直ほのかを呼ぼうか考えていたので一石二鳥になった
乙葉も中学生とはいえお年頃の女の子
料理やお菓子作りに興味を持ってもおかしくない
「さて。どこに買いにいく?早く買わなきゃ売り切れちゃうし」
「まずスーパーとかお菓子専門のお店とかかな?」
「じゃあ一通り行こ!私、お菓子作り初めてだから楽しみなの!」
ウキウキな乙葉を見て「そうだね」とみんな頷く
公園近くにあるお菓子専門のお店に行くとズラリと女の子たちがいた
そんな様子を見て「うわぁ…」と声をあげたのはほのかだ
「……みんな本気なんだね」
「これ買えるかな?」
女の子たちの行列に引けを感じた4人
棚にある商品がどんどん無くなっていくのが分かる