アーモンド~キミとの物語~
お店に入るが次々と棚から一つ二つとチョコレートや型紙などが無くなっていく
それから近くのスーパーや100円ショップを回ったが買えた物は少しだけ
板チョコあと数枚と型入れが数個あれば良いのだが揃いそうにない
「これだけで足りるかな?」
「でもみんなに配る分にしては少ないわよね……」
うーん…と悩んでると「あれ?」と千咲たちを見る男性がいた
「千咲ちゃんとほのかちゃん?」
千咲とほのかが振り向く
声を掛けてきたのは琢磨だ
「村瀬さん!」
「お疲れ様です…」
ビックリしている二人に対して愛未と乙葉は誰?と顔を合わせる
琢磨はどこかへ行ってきたのか紙袋を手にしていた
「ちぃちゃん、この人は?」
乙葉が千咲の服をクイッと引っ張って問い掛ける
千咲は「紹介するね」と言って琢磨を紹介し始める
「この人は村瀬琢磨さん。一緒にNOAHで働いてるスタッフさんなの」
すると琢磨は乙葉に目線を合わせて自己紹介する
「初めまして。オレは村瀬琢磨。千咲ちゃんとほのかちゃんと同じバイト先で働いてるんだ。よろしくね」
「あっ、私は宇佐美乙葉です!よろしくお願いします!」
琢磨はもう一度よろしくと言うと愛未にも挨拶する