アーモンド~キミとの物語~
だけど持ち帰ったところで作るわけでなかった
仕事でしてることを家でやりたくない考えで、バイト先でお菓子作るのに家でも作るのは気が引けるのだ
だからこれをどうしようか琢磨は考えていた
お店の経費で買ってるためムダに出来ない
「さっき玲央さんに電話してキミたちのこと話したらムダになるよりマシだから使って欲しいってさ」
先程琢磨が電話していたのはお店だ
玲央に事情を話すと余してしまうより女の子たちが使ってくれたほうが助かると言っていた
「ありがとうございます!」
紙袋を受け取るとそれぞれお礼を言う
受け取ったチョコでお礼に琢磨にもあげようと決めた4人
再度「ありがとうございます」とお礼を言うと千咲の家に行きチョコ作りをすることにした
「良かったねー。チョコも型紙も揃って!」
「まさか二人のバイト先の人がくれるとは思わなかったね」
「そうだね」
さっきの出来事に嬉しさに浸りながらチョコ作りを始める
咲良を含めて女子組は甘いのもが好きなため好みはまとまる
あとは創汰、秋斗、遥斗の好みだ
琢磨がくれたチョコには定番のミルクチョコレート、ビターチョコ、ホワイトチョコレートが入っていた