アーモンド~キミとの物語~

「ねぇ、ほのかさん。遥斗くんは甘いもの大丈夫なんですか?男の人って甘いお菓子苦手な人多いイメージあるから」

乙葉の質問にほのかがうーんと考える
大抵の男性のイメージといえば甘いものは苦手な人が多い

「まあ、それなりに好きよ。甘すぎるのはダメかもだけど食べるほうね」

「なるほど。ちなみにお兄ちゃんは甘いお菓子苦手なんですよ。ね、ちぃちゃん」

「うん。だから創汰にはビターチョコが良いかな」

遥斗の好みを知ったあとに創汰の好みを教える
創汰は甘党ではなかった

昔甘いお菓子を食べたときに顔をしかめていた
そのため毎年バレンタインのチョコはビターチョコを使っている

ビターなら甘過ぎずちょっと苦味があるため創汰でも食べれる

「なるほどね」

「じゃあ秋斗先輩の好み教えてください!ほのか先輩なら知ってますよね?」

今度は愛未がほのかに質問する

創汰、遥斗の好みを把握し、残りは秋斗のみだ
千咲は秋斗が甘いものが好きだということはとっくに知っていた

図書室で出会ったときに「チョコが好き」と言っていたことを思い出していた

「あいつ意外にも甘党でね、チョコ大好きなのよ。たまに制服のポケットにチョコレート入れてんのよ」

「へぇ。意外」

「秋斗さん、甘いもの苦手なイメージあった…」

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