アーモンド~キミとの物語~

「千咲ちゃんどうかした?」

「あ、いや…。それよりも早く写真撮ろう?」

なんとなく表情が曇り気味に見えたがすぐに笑顔になりホッとする秋斗
そして大きな桜の樹の下で写真を撮ることにした

近くにいた千咲たちの同級生声を掛けて携帯を渡す

「じゃあ、撮りますよー。321…はいチーズ!」

カシャッと音と同時にみんな笑顔を浮かべる
ピースをしたり肩を組んだり思い思いの表情をする

もう一枚撮り終わるとお礼を言ったあとケータイを受け取る

「ありがと」

「どういたしまして」

秋斗たちはすぐに春休みを迎えて就職や進学の準備を進めることになる
千咲たちも数日後には春休みだ

一年前と同じくまた忙しくバイト生活も始まる

「さて、女性陣だけで写真撮ろうか」

「いいの?」

「やった!」

全員で写真を撮ったあとに個人的に写真を撮ることにした
千咲、愛未、ほのかは写真が得意な創汰に写真をお願いした

「じゃあ…撮るぞー」

「はーい」

創汰の合図でシャッターを押す
写真を撮った本人は納得した表情になる

なぜなら飛びっきりの笑顔だからだ
それを後ろから見た秋斗も「いい笑顔だな」言い納得する

秋斗と創汰も写真を撮ることにした

普段撮る側の創汰はちょっと緊張していた

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