アーモンド~キミとの物語~
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咲良の合図で二人の卒業祝いパーティが始まる
テーブルにはたくさんの料理と三種類のケーキ
ケータイはチョコレートケーキにチーズケーキ、ショートケーキがあった
卒業するのは秋斗とほのかだがお祝いをしてくれる人がたくさんいるため琢磨も腕がなったに違いない
「あら、もう始まってたかしら?」
ワイワイと盛り上がっていると奧から華がやってきた
その腕には生まれたばかりの赤ちゃんが抱かれていた
「華さん、その子…」
バイトをしている千咲たちはもう知っていた
咲良たちも準備中に知ったのだ
「そうよ。私と怜央の子供。年明けに生まれたのよ」
「可愛いですね」
「でしょ?」
ふふふ、と優しく笑う
華はすっかり母親の顔になっていた
二人の間に生まれた子供の名前は悠
月島 悠(つきしま ゆう)と名付けた
一月に生まれたばかりの男の子だ
「しばらくは私は育児に専念するからお店は怜央に任せてるの。今日なら悠も連れてきても大丈夫かなって」
「華さんそっくりですね」
悠の頬を軽く続くとふにゃあと笑う
とても可愛いらしい笑みを浮かべた
悠に構いつつもパーティも楽しむみんな
ほのかは今日で学校だけでなくNOAHも卒業だ
これからは忙しくなる日々が始まる