アーモンド~キミとの物語~
「秋斗先輩と想い通じて良かったな」
「そう、だといいな…」
「え?」
ハッキリ気持ちを言わなかった秋斗
ほんとにそうなのかなと不安になっていた
創汰にさっきのことを話した
ハッキリとは言われなかったけどいまは"約束"と形になったこと
待っていて欲しいと言われたこと
信じて欲しいと言われたこと
「……そっか。だったら待ってやれよ」
「え?」
「秋斗先輩もなにか考えがあるんだろ。中途半端じゃダメって言ってるのはお前のことちゃんと考えての答えだと思う。だから…秋斗先輩を信じてやれ」
「創汰…うん、わかった。ありがとう」
そう言って二人それぞれ家へと帰ってゆく
この日みんないい思い出になったに違いない
笑いあってこの一年のことをたくさん語って
そしてそれぞれ落ち着いた頃にはまたみんなで集まってどこか遊びに行けると思ったことだろう
……そう誰もが願っていた
そして誰が予想していただろか?
今日がみんなで集まり写真を撮り秋斗と会った最後だと―――
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