アーモンド~キミとの物語~
次の日朝食を済ませいつも通り学校の支度してリビングに降りていくと咲良がいた
「おはよ、お姉ちゃん」
「おはよ千咲。今日どうする?」
「今日は愛未と学食で済ませるから大丈夫だよ。あと今日バイトだから遅くなるね。じゃあ行ってくるね」
「行ってらっしゃい。さて、あたしも準備を…ってあの子傘持って行かなかったけど大丈夫かな?」
そんな咲良の心配もよそに創汰と愛未と一緒に学校へ向かっている途中千咲は昨日咲良が言ったことを思い出す
「お姉ちゃんがね、たまには家に顔出せって言ってたよ」
「咲良姉が?」
「うん。創汰の好きなもん作ってやるって張り切ってたよ」
「咲良さんの作るもの私も好き」
「じゃあ今度3人で家来てよ!」
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お昼近くになると天気は次第に怪しくなっていた
授業もことなく終了し千咲はバイトへ向かっていた
(天気怪しくなってきたけど土砂降りにならないよね…)
そんなことを思いながらバイトをしていると雨は次第に強くなりザーッと強い音を立てながら降っていた
雨宿りする者も多く普段よりは客の足取りが少しばかり多かった
接客に夢中になってるため雨の音すら気にせずにせっせと動いていき終わる頃には先程より雨が強くなっていたことに千咲は気付いていなかった
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