アーモンド~キミとの物語~

「お姉ちゃん今日仕事は?」

「今日は早めに終わらせてくるわ。最近忙しくて一緒にゆっくり夕ご飯食べないし千咲もバイトで忙しいからね」

「お姉ちゃん…」

咲良がニコッと笑いかける
千咲が高校に入り咲良も仕事をしてからと言うもの姉妹ゆっくりとご飯を共にしてなかった二人

千咲にアルバイトを進めたのも咲良だった
一人で家にいるのはきっと寂しいはずだからその寂しさを紛らわせるために以前アルバイトしてたカフェを進めたのだ

「おっと…あまりゆっくりお喋りしてるひま無いわね?」

「あ、そうだった!」

今日は始業式のため遅刻をするわけにはいかないのだ
せっせと食べ終わると片付けを始める

「遅刻しちゃダメだから早く行きなさい?片付けは私がやっとくから」


「ありがと!……じゃあいってきまーす!」

慌しく家を出ていく千咲を見て咲良は…

「あの子も高校二年生かぁ…大きくなったわね」

そう呟きながら自分の身支度をするのだった

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