アーモンド~キミとの物語~
「千咲がバイトしてるの久しぶりに見たかも」
「高坂、前にも来たのか?」
「たまーにお客さんとして来てるのよ。ちぃがバイト始めた時にここの軽食やケーキやデザート、お菓子美味しいから是非って言われてね」
「へぇ…」
愛未は何度かお店に訪れているうちにすっかり気に入ってしまい何回も足を運んでいる
創汰は千咲をたまに迎えに行くくらいで店内まではなかった
入ってみたい気持ちはあるものの、こうゆうオシャレなお店はどうも男性だと入るには抵抗があるらしい
そんな時、愛未からの誘いがあり千咲の様子を見に行くがてら食べて行かないかと言われ今回二人でやってきたらしい
「愛未ありがとうね。気に入ってくれて」
千咲はふふっ、と嬉しそうにすると注文を聞く
愛未は嬉しそうにメニュー表を見る
「おすすめってある?」
「んー、テイクアウトしていくお客さん多いからサンドイッチセットかな?」
メニュー表のサンドイッチセットを指さす
「デザートもいかが?」と付け足すと二人はそれを注文する
千咲は注文を承るとお店の奥へ引っ込んでいく
その様子を見ていた創汰に愛未が声掛ける
「ちょっと意外って思ってる?宇佐美くん」
「……は?なんで?」