アーモンド~キミとの物語~
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千咲たちのバイトが終わったあとに近くの公園に来ていた4人
シフトの関係で早上がりの千咲と秋斗
早めに上がったとは言えばまだお昼の3時過ぎ
「ん、ジュース。秋斗先輩もどうぞ」
「ありがとう創汰」
「悪いな、サンキュうさ」
4人は公園内にあるベンチに座る
創汰が4人分のジュースを買ってきて渡していく
すると愛未が立ち上がり千咲の前に立つ
「さて、ちょっと説明してもらおうかな?ちぃ?」
「だからさっきも言ったけど、ほのか先輩の代わりだってば…ね、秋斗先輩」
「まあね。アイツいま風邪引いてて代わりに引き受けてくれって頼まれたんだ」
もうっ!と頬を膨らませながら怒る千咲に対し秋斗先輩は苦笑いしながらピンチヒッターになった経緯を3人に話した
ほのかの弟である遥斗(はると)が風邪を引いてしまい看病しているときに移ってしまう
その間バイトをどうしようかと思っていた矢先に秋斗にゴールデンウィーク中だけで良いからバイトを引き受けて欲しいとお願いを頼んだ
それを玲央と華にも話したところ人手は必要だから助かるよ、と言われあっさりOKが出て今に至る……という状況だ
「……っていうわけなんだ。高坂さん」