アーモンド~キミとの物語~
「……なるほど。秋斗先輩がそう言うなら…」
「愛未、私が説明がしたとき信じなかったじゃん」
むっ、とすると「ごめんて」と両手を合わせて謝る
「っていうかなんで秋斗先輩、私の名前を?」
「ああ…。二年生の中で首席って噂だし千咲ちゃんと良く一緒にいる子だからなんとなくね」
「首席ってわけじゃないけど…覚えててくれてありがとうございます」
恐縮です、という感じで照れながらお礼を言う
愛未は二年生の中では頭が良く学年内でも10位に入るくらい首席レベルだ
創汰もそのうちの一人
むしろ千咲、愛未、創汰は良く一緒にいることも多く3人とも学校内では割と有名なほうだ
「あの…ずっと思ってたんですけど秋斗先輩って創汰のことも知ってるんですよね?」
「…………」
「前にその話があったので」と思い出したように言うが創汰はなにも言わずに黙っている
その話を聞いた愛未は驚いて声を上げる
「え、そうなの!?」
「まあ…去年の文化祭のときにたまたま一緒になって」
「話すことあまり無かったけどね」
秋斗は創汰と去年のことを話した
創汰たちがまだ一年生の時にクラスごとに出し物や実行委員のメンバーを決まる話があった
その時、偶然創汰と秋斗が実行委員のメンバーになり一緒になったと話す