アーモンド~キミとの物語~
「なるほどな。ジュース買ってるってことはどっかで昼メシ食ってんのか?」
「屋上で千咲たちと。秋斗先輩もどうっすか?」
「さんきゅ。じゃあお言葉に甘えさしてもらうわ」
そう言って二人は千咲たちがいる屋上へと行った
*
屋上に行くと女子3人でワイワイと楽しそうに話している声が聞こえた
それは紛れもなく千咲たちだ
それとは別の声もした
「……ほのかも来てたのか?」
「いや、さっきいなかったからすれ違いだったかも」
扉を開けて千咲たちを探すとそこにほのかが居て何やら楽しそうに話している姿があった
とりあえず3人のところへ行きジュースを差し出す
「ん、ジュース買ってきたぞ」
「あ、ありがとう創汰」
「ほら、高坂の分」
「ありがとう宇佐美くん」
千咲の隣に座るほのかにも声を掛ける
「ども、ほのか先輩」
「お前来てたのかよ」
「ついさっき来たから創汰くんと入れ違いだったかな」
千咲たちは秋斗がゴールデンウィーク中にほのかのピンチヒッターで入ったのがきっかけで仲良くなりここ最近は良く一緒に居る
ほのかもその時は千咲にも迷惑掛けたと言ってたが千咲は大丈夫だよと答える
すると、ほのかはなんかピンとしたのが思い出すように4人に問いかける