アーモンド~キミとの物語~


三日後に千咲の誕生日で何をがあげるか悩んでいると話すと二人ともなるほどとうなずく
千咲の誕生日が間近だと聞いて初耳の秋斗とほのか

その話しを聞いて二人もなにかをあげたいと思ったらしい

「千咲ちゃんの誕生日かぁ…」

「三日後って急だな」

「オレもカレンダー見てさっき気付いて探してるんスよ」

「なるほどね…」

すると昼休みの終わりを知らせるチャイムが鳴る

「あ、予鈴」

「次移動教室よ。行こ宇佐美くん」

「あ、ああ。じゃ、先輩たち失礼します」

バタバタと教室へと戻る二人
そんな二人を見て「元気だな」と呟く秋斗に対してふふっ、と声を上げて笑うほのか

それに気付いた秋斗がほのかを見る

「ん?どした?」

「いやぁ…なんかあの二人可愛いなぁって」

「ああ、そうゆこと」

「私たちも早く行こうか」

二人は急いでジュースを買って教室へと戻っていく





その日の放課後、千咲はバイト終わりに一人で帰っていた
愛未と創汰といえばバイト先までは一緒帰っていたが千咲の誕プレを買いに行くためそそくさと先に帰ってしまった

まさか自分の誕プレを買いに行ってるとも知らずにーーー

「あ、これ可愛い…」

千咲は一つのお店で足を止める
ショーウィンドウに小さな羽の形をした髪留めが置かれていた


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