アーモンド~キミとの物語~


テーブルに置かれたケーキはイチゴのクリームをベースして上にはまるでフルーツタルトのようにイチゴやキウイやオレンジなどを乗せている

ホワイトチョコのプレートには「千咲häþþÿ♡ßïRTHDÄÿ」と書いてある

「改めて、誕生日おめでとう千咲」

「「おめでとう!」」

咲良の合図で再びお祝いの言葉が飛び交う
ケーキを切り分けてそれぞれ置いていき食べる
「美味しい!」とみんなが言う

そしてケーキを食べながら雑談しながら6人は楽しい時間を過ごす





それから数時間が経つ
時間は20時を回っていた
それに気付き咲良が声を掛ける

「みんなそろそろ帰らなくて大丈夫?」

「あっ!もうこんな時間!」

片付けは良いから、と制して創汰たちを玄関まで見送る

「これ、お姉ちゃんからみんなにって」

「えっ、いいの?」

それは小さな箱に入ったケーキだ
たくさん作ったからお裾分けとしてみんなに渡すとそれぞれお礼をする

すると創汰が千咲にリボンの付いた可愛い箱を渡す

「誕プレな」

「ありがとう」

創汰に続き愛未、ほのかと次々と渡して玄関を出ると入れ替わるように秋斗が小さな紙袋を渡す

「はい、誕生日プレゼント」

「秋斗先輩…ありがとうございます」

「どういたしまして。今日はすごく楽しかったよ。咲良さんにもよろしくね、じゃあおやすみ」

「ありがとうございます!」

この日千咲にとってはすごく嬉しい1日になったことだろう



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