アーモンド~キミとの物語~
今日は新入生も入り入学式や始業式も終わりひと段落し午前で終了する
クラス内では「このあとどうする?」など友だち同士での会話が目立つ
帰り支度をすると創汰が千咲のところにやってくる
「ちぃ、お前今日どうすんだ?なんか予定でもあるか?」
「んー…夕方までは特にないかな。今日お姉ちゃん早く帰ってくるって言ってたし」
「相変わらず咲良姉忙しいんだな」
「うん、そうみたい」
「……だってさ、高坂」
そう言うと愛未の方に向かって言う
すると愛未も千咲のところにやってくると「ふぅん…?」と何やら企んでいるような笑みを浮かべる
「……愛未、こわいよ」
「べっつにー?でも、ちぃバイトは?」
「バイトは大丈夫。新学期始まると何かと忙しいから来週から来てって言われてて」
「じゃあさ、三人でちょっと出かける?」
と、提案したのは創汰だ
急な提案に一番びっくりしているのは千咲だ
「あら、珍しいこともあるのね」と愛未の呟きが聞こえたのか「うるせー」と返す創汰
「でも出かけるってどこに?」
「歩きながら話すからとりあえず学校出るか」