アーモンド~キミとの物語~
みんなで海に行く計画は早めに決まった
近くに海水浴場がありコテージも借りることも出来た
さすがに未成年だけでは使用出来ないことを咲良に相談したら同伴してくれて車も出してくれるということだ
コテージは咲良の上司の雨音が昔家族で使ってた別荘を借りることになった
みんなで海にいく日を明日に控えて軽く荷物を詰めていた
「お姉ちゃん、ありがとうね」
「んー?なにが?」
「一緒に行ってくれること」
「大丈夫よ?雨音さんに話したらお休みくれたしコテージも借りれるとは思わなかったから私もちょっと楽しみだからね」
「ふふっ、久しぶりの海だから楽しもう!」
「そうね」
それぞれ荷物を詰めてあとは明日を待つだけだった
この数日、千咲とほのかはバイトをがんばったり愛未を誘って水着を新しく買ったりみんな楽しみにしていた
楽しみな反面、千咲だけは不安を隠すことを出来なかったが咲良も居るし大丈夫と自分に言い聞かせるようにした
「ちぃ」
「ん?」
「……あまり不安にならないで?私も創ちゃんも居るから大丈夫よ。なにかあったら頼ってね?」
「お姉ちゃん…。ありがとう」
そして夜は更けて曇り空一つ無く晴れていて青空が広がっていた
千咲の家に集合して車を走らせて約小一時間ほどで海に着く