アーモンド~キミとの物語~
「じゃあ!私も一緒に行く!」
「決まりね。二人ともこのリストに書いてあるやつ買ってきてくれる?ほんとはここに来る途中買いたかったんだけどね」
「わかりました。じゃあ行こっか千咲ちゃん」
「はい!なにかあったら連絡するね」
「はーい。行ってらしゃい」
秋斗たちは買い物リストと財布とカバンを持っていきお店へと向かった
その様子を創汰は部屋のベランダから見ていた
「…………」
だが秋斗がいるなら大丈夫だろうと思い特に声を掛けるわけでもなく部屋へと引っ込んでいく
「……けっこう買いますね。これ」
「まあ、2泊3日分って言っても6人分買わなきゃならないからね」
書かれていたメモを見ながら苦笑いしながら言う
お店までは歩いて約15分ほどだ
ちょっとした会話をしているとあっという間に着いてしまう
「えっと…」
二人はメモを見ながら買い物カゴに次々と入れていくがいっぱい入っているため重くなっていく
(うわ、ちょっと重いかも…)
どっさりと入っている食材
すると急に軽くなったのがわかった
「オレ持つからいいよ。千咲ちゃんこっちの空いたカゴ持ってくれる?」
「あ、はい!重くないですか?」
「これくらい大丈夫。女の子に重たいもの持たせたくないからね」
「ありがとう……ございます」