アーモンド~キミとの物語~


「うーん…」

いろいろ撮っていると創汰がぐったりした感じでため息をしながら戻ってきた

「はぁ…」

「創汰」

「疲れた…」

ビーチバレーに散々付き合われたためだいぶ疲れている
運動神経が良いメンバーばかりなためなかなか決着がつかず一旦休憩にしたらしく一目散に創汰が戻ってきた

「お疲れ様、はいジュース」

「サンキュー」

ジュースを受け取ると一口飲む

「そういや、さっきなにか撮ってなかったか?」

「へっ!?見てたの!?」

「見てたっつーか、ボール拾いに行く時にな」

「海撮ってんだけど創汰みたいに上手く撮れなかったなぁ」

「……じゃあ今度一緒に写真撮りに行くか?」

しょうがないな、なんて風に優しく微笑む
千咲が興味のあるものには昔から付き合っていた

飽き性な性格では無いので一緒にいるとちょっと危なかったしいが創汰にとってはそれだけで充分なのだ

「あら、創ちゃん」

「咲良姉」

「戻ったの?」

「ちょっと休憩しにな」

「そう?」

そんな会話をしていると「宇佐美くーん!」と愛未が呼ぶ声がした

「いってきたら?」

クスクスと楽しそうにする
かと思えば創汰は疲れた様子で再びため息をしなか「はいはい…」とみんなのところに戻っていく

「創ちゃん頑張ってねー」と咲良が言うとヒラヒラと手を振る


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