生きるということ

6日目〜君と私と彼の奮闘

入院を覚悟して病棟に入った。

緊張が雰囲気に溢れ出てた私を笑わせようとしてくれる彼。お腹の中からポコポコ動きながら反応してくれる大切な私の子。3人で踏み込んだ産婦人科病棟の個室。


沢山の説明を受けて安静に、そして何でもないような、どうでもいいような会話をしながら過ごした日。夜に彼が帰ってふたりきりになった時、思わず触れたお腹からポコっと反応が返ってきた瞬間。初めこそは泣いてたものの3日ほどいつしか零れなくなっていた涙。わずかに触れた胎動で頬を零れた涙。沢山の感情が渦を巻いていた。