お前は俺だけのもの
◯Chapter 2.◯ お祭り

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\ 那樹 Side /



- 5月1日 -

那「今日、何時に帰ってくる?」

凪「11:00〜12:00とか?」

那「遅い! せめて10:00までに帰ってこい!」

凪「なんか、お父さん見たい。」

那「もし、怪しい人を見つけたら、明るくて、人の多いところに行くんだぞ? 大きい声で助けを呼べ。」

凪「分かった分かった。それ、昨日の夜も言ってたよ那樹。

っていうかね、そんな可愛い子がされるようなこと、されないもーん! 大丈夫!!」

いやいや、お前、何を言ってんの?

無自覚か。

ナンパとかされたら、どーすんだよ。


ま、そいつらぶっ殺してやるけど。

凪「行ってくるね!」

那「行ってらっしゃい。気を付けてな。」

嬉しそうな笑みを浮かべる凪を、俺は笑顔で送り出した。
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