お前は俺だけのもの

そんな想いを必死に堪えながら、龍王のもとへと戻った。


"凪は無事に帰れただろうか"

"次、凪に会えるのはいつだろうか"

"凪は今、どんなことをかんがえているだろうか"


思えば、凪のことばかりを考えている。


火薬の匂いが微かに残り、
静けさが漂う夜だった。
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