お前は俺だけのもの
海「凪、話があって呼び出したんだ。
聴いてくれる?」
凪「うん!勿論!!
どんなことでも聴くよ?? 話して?」
海「お前は相変わらず優しいよな。
黙って、急に転校して、いなくなってごめんな。
お前に別れを告げるのが怖かったんだ。
お前から離れられなくなる気がして。
俺、ずっとずっとお前のこと好きだったんだ。」
凪「え? 本当に?」
海「嘘なんかつかないの知ってるだろ?
お前にずっとずっと逢いたかった。」
凪「私もだよ。」
海「お前には伝えたかった。
好きだってことを言わないと、後悔すると思って。」
凪「で、でも、若芽さんは?」
海「あいつは、どちらかというとつきまとわれてた感じだから。
ごめんな。
このあいだの祭りも、一緒に行ってやれなくて。」
凪「そうだったんだね!
大丈夫だよ!!」
海「凪だけは、どーしても幸せになって欲しいんだ。
ありがとな。
それだけ。」
凪「どうしたの?なんか、変じゃない?海人。
でも、話せてよかった!
また、一緒に遊んだりできるよね?」