お前は俺だけのもの

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\ 翔 Side /



凪「ごめんなさい。」

あいつとすれ違う時に軽くぶつかった。

透き通る声で、何処かで嗅いだことのあるような柔軟剤の匂いとシャンプーの匂い。


そして、あいつは泣いていた。


あの日から、あいつが頭から離れなくなって、忘れられない。

あの瞬間が夢に何度も出てくる。

今まで出会った女とは何かが違った。
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